用地の特性と取得費用、施設の物理的な規模(キャパシティ)、建設費を中心としたイニシャルコスト、人件費を中心にしたランニングコストなどを設定し、収支面でのフィジビリティ(実現可能性)を検証。これに基づき、利用料金の決定や商品ラインナップの方向付けなどを行いました。
自動車動線、公共交通機関での商圏人口および同商圏での競合類似施設の有無、性別・年代・居住地などといった来街者特性、消費傾向、曜日・時間傾向などをシミュレートし、フィジビリティスタディで試算した年間目標集客数がクリア可能かを検証します。リサーチ結果、今回のケースでは、主ターゲットを「横浜市内在住の30?50才女性」と位置づけ、横浜市民向けの訴求・告知を主軸に据えました。また、「年間100万人に来ていただく」のではなく、「近隣の20万人の人たちに年5回来ていただく」ことを営業の方向性として設定しました。
横浜みなとみらい21地区の総合温浴施設。横浜市およびその周辺都市の在住・在勤者をターゲットに、先進都市のロケーションと、熱海・湯河原の温泉を軸にした和の情緒の空間との調和によるリラクセーション空間を提供。
ポスター
ヴィジュアルキャラクターに女優・天川紗織を起用。横浜市とその周辺都市のミドル女性層に対して、「マイ・フェイバリット・リラクセーション」としてリピーターに愛される施設となるようなイメージ展開を行いました。
新聞広告
神奈川新聞4C全段用。ポスター等との共通ヴィジュアルとは別に、和のホスピタリティを表現したバージョンを掲出しました。
リーフレット
ポスターと連動したヴィジュアルイメージによるオープン告知リーフレット。建設工事中での作成のため、館内等のイメージ画像は3Dで表現しました。
雑誌広告/ペイドパブリシティー
プレスリリースおよびプロモーションDVDなどの各種素材の提供等により、雑誌、TV、ラジオ、新聞等のパブリシティを促進。また、横浜市民向けとして、tvk、FMヨコハマ、神奈川新聞、横浜ウォーカーのクロスメディアによる共通企画を展開、地域に対して「オープンへの期待感」の訴求を図りました。
DVD(Video Promotion)
施設の各セクションをDVDにまとめ、テレビ局、出版社、新聞社等へ提供。取材前のイメージの確認・把握等に役立ていただき、パブリシティが円滑に行われるよう配慮しました。
ウェブサイト
コンセプトである「都市に至福の和の温泉空間」を基調に、主要機能である「湯」「味」「休」「癒」のカテゴリー別に館内情報をまとめています。また、みなとみらい館だけでなく、全国8館すべてが統一されたデザインとなっており、サイト上でのCIにも留意しています。